Q&A

Ⅱ. ディスポーザ編

ディスポーザって何?

キッチンシンクの排水口の下に設置して、水を流しながら生ごみを粉砕して排水と一緒に流し出す機器です。

戸建住宅や店舗にも付けられるの?

弊社では、現在、集合住宅用のシステムのみを取り扱っています。戸建住宅用や業務用のシステムは取り扱っておりません。

生ごみを直接流して、本当にきれいな水になるの?

処理槽で生物処理により(公社)日本下水道協会が定める水質基準を満たすレベルまで水処理されますので、公共下水道にも悪影響を与えないようなきれいな水にして放流しています。

ディスポーザは環境にやさしいの?

水を流しながら生ごみを粉砕するため、水の無駄遣いをしているイメージがありますが、一方、東京練馬区の調査(令和元年度実施)によると、家族向け集合住宅の多い地域における可燃ごみのうち、厨芥類(生ごみ)が44.9%を占めているという調査結果があり、ディスポーザを導入することで、地域の焼却施設の負担が軽減し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の発生が抑制され、かつ生ごみのおおよそ3/4は水分と言われており、これらの水分が減ることにより不完全燃焼によるダイオキシンの発生も抑制されるなど、むしろ環境面でのメリットの方が多く、ディスポーザはトータルで見ると環境にやさしいシステムということができます。

生ごみはどのようにして砕かれるの?

メーカーにより粉砕方法が若干異なりますが、弊社のディスポーザは粉砕室の中に投入した生ごみを、遠心カによって周辺の固定刃に飛ばし、ターンテーブル上に取り付けられたスイングハンマーで押しつぶして砕きます。

何でも粉砕できるの?

ディスポーザで粉砕できるのは台所で発生する生ごみのみで、残飯、調理くず(麺類、野菜類、果物類、肉類、魚類など)、その他(卵の殻、だし昆布、茶殻など)が粉砕できます。ただし、生魚・生の鳥の皮、牛・豚の骨、あわび・サザエなどの硬い貝殻やとうもろこしの皮や芯、多量の枝豆の皮などの強い繊維質のものの場合、粉砕できずにディスポーザ内部に残り、粉砕・排水能力が低下したり、悪臭の原因になったりしますので、これらは投入しないでください。また、通常の生ごみでも粉砕しきれないものが一部残る場合がありますが、次に投入される生ごみと一緒に粉砕されます。どうしても残ってしまう場合は、菜箸のようなもので取り出して可燃(燃せる)ごみとして処分願います。

1回に投入できる生ごみの量はどれ位?

投入できる容量は生ごみの種類により若干異なりますが、目安としてコンビニ弁当1個分程度です。投入口にある黒いゴムブーツの下端部あたりのラインが許容量となります。

運転中は水を流さなければならないの?

自動給水式の場合は、ディスポーザのスイッチを入れると自動的に水が出てきますが、手動給水式の場合は、先に水栓を全開状態(水量8リットル/分以上)で水を流しながらディスポーザのスイッチを入れてください。止めるときもディスポーザの運転が停止した後に水栓を閉じてください。水の量が不足している場合、配管つまりなどの原因となる場合があります。

ディスポーザのスイッチを止め忘れたらどうなるの?

ディスボーザにはタイマーがついており、約1分間で自動的に運転が停止します。

電気や水の無駄遣いになるんじゃないの?

ディスポーザを毎日朝1回、昼1回、夜2回お使いいただくと仮定しても、電気代は1ヶ月15円前後、水道代は1ヶ月200円前後ですみます。

粉砕する部分に手を入れても大丈夫?

磁気ブレスレットなど磁気治療器を付けていますと誤作動が生じる可能性がありますので、磁気のあるものは絶対に近づけないでください。また、腕時計など磁石の影響を受けるものも近づけないでください。また、経年劣化等により水漏れが生じ誤作動が起こる可能性がありますので、清掃などでやむを得ず粉砕室内部に手を入れる場合は、必ずコンセントを抜いた状態で作業してください。

普段どのようなお手入れが必要なの?

定期的に生ごみの投入口まわりやフタスイッチをスポンジ(汚れがひどい場合は、硬めの樹脂製ブラシ)に台所用中性洗剤を付けて清掃してください。ただし、黒いゴムの部分の汚れは、ブラシ等は用いず、スポンジの硬い面(不織布)で擦り取るようにしてください。
また、粉砕室内部の清掃は、週に1回程度、生ごみの代わりに角氷を粉砕室の半分くらいが埋まる量を入れ(自動給水式の場合、水栓からの水が投入口に入らないように洗い桶等で受けるようにしてください。) 、中性洗剤を振りかけ、ディスポーザを稼働させてください。砕けた氷がディスポーザ内部に付着した粉砕物のかす等を取り除くことができます。

そば、うどんの茹で汁など熱湯を流しても大丈夫なの?

樹脂製の排水管などが熱湯により経年的に変形等が生じる場合がありますので、熱いままの状態で流すのは避けてください。水を加えるなどして温度を下げた上(約60℃以下)で流してください。

パイプ洗浄剤や漂白剤を使用してもいいの?

中性洗剤以外の洗剤は原則使用しないでください。特に、パイプ洗浄剤は処理槽にも悪影響を与える場合があります。やむを得ず漂白剤などその他のアルカリ性・酸性の洗剤等をシンク回りでご使用になる場合は、ご使用後水で十分に薄めた上で流していただくか、キッチン以外の排水口へ流してください。また、ぬめり防止剤は中性のものをご使用ください。

据え置きタイプの食器洗い機を使用してもいいの?

食器洗い機のメーカーによってはディスポーザの投入口に高温水が流れ込むものもあり、その場合は、樹脂製の排水管などは経年的に変形等を生じる場合がある為、あまりお勧めはできません。なお、使用される際は、食器洗い機用の専用洗剤は中性のものをご使用ください。

生ごみを入れて嫌な臭いはしないの?

通常の使用では、生ごみを粉砕してその都度水と一緒に流しますので、適切にお手入れをしていただければキッチンでの嫌な臭いはありません。

運転時の音や振動は気にならないの?

運転音はとても静かで、振動もキッチンや配管に伝わりにくい構造になっています。

ディスポーザの寿命はどれくらいなの?

弊社の設計上の想定耐用年数としては7年(テレビや洗濯機などの一般家電製品とほぼ同じ)ですが、ご使用状況により実際の耐用年数は前後してしまいます。経年劣化等により水漏れが生じ誤作動が起こる可能性がありますので、10年以上ご使用いただいている場合、若しくは、著しい異状が生じた場合は、早めの交換をお薦めします。

ディスポーザの生ごみを入れる投入口内側の部分の黒い塗装が剥がれていますが、このまま使用しても問題ないのでしょうか?

生ごみ投入口内側部分を含むディスポーザ内部の黒い塗装は、外観上の美観目的で施された黒色の塗装です。塗装が剥がれることにより、ディスポーザの機能性・耐久性が損なわれることはなく、安全性にも全く問題はございません。そのまま安心してご使用ください。
詳しくは、 ディスポーザ本体ケーシング内部塗装剥がれについてのお知らせ (PDF: 299KB)参照。
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